【畳お役立ち情報】
畳は湿気が禁物です。 ・・・・・
畳を長持ちさせるためにもカビの発生やダニの寄生を防ぐためにも、年に2回程度の畳干をしたいものです。春と秋のよく晴れた日、畳を干す場所のない場合は畳を上げてビール瓶やジュース缶などを置き、風を通すだけでも効果があります。
【梅雨時にカビが生えちゃった。どうやって取ったらいい?】アルコールまたは焼酎などの蒸留酒(醸造酒は逆効果)を布にしみ込ませてこまめにふき取ってください。アルコールは殺菌力があるのでカビを抑える効果があります。
【こまめなお掃除】
まめなお掃除でダニの寄生を抑えることができます。ダニは夜行性ですので、一時間ほど部屋を暗くしてから掃除機をかけるといっそう効果的です。この時、掃除機は畳の目に沿って軽く触れる感じで、ゆっくりと同一部分を何度か往復してかけて頂くと効果的です。
【雑巾がけは、乾拭きが一番いいの?】
通常の掃除の場合は固く絞った雑巾で畳の目に沿って拭きます。(脱水機で絞った雑巾がGOOD!)お湯を使った場合は畳表の乾燥が早くなる利点があります。
【畳の上に重量物】
タンス・ピアノ、机などを直に置くと、畳表面に凹みや段差を生じることがあります。必ず、間に敷物を挟んでから置いてください。また、出来てしまった凹みは、適度に霧吹きして濡れタオルを当てアイロンがけすると、ある程度の回復が得られます。
【畳の上の敷物】
カーペット・ジュータン等の敷物で覆うと塵・埃・食べ物の滓などが溜まり、それを餌にするダニの寄生やカビの発生の原因になります(重ね敷きをしない場合の約7倍にもなります)。また、一度畳に吸収された湿気が発散されず部屋自体が湿気を帯び、畳や建物を傷めるだけでなくそこで生活する人にとっても極めて不健康な状態になります。
【畳は傷んだら取り替えるしかないの?】
畳の定期的なリフレッシュ
【裏返し】と【表替え】と【畳床替え】の方法があります。
【裏返し】=新畳を入れてから2〜3年目以降。日焼けしたり、痛み始めたら裏返しにして張り替える作業です。【ご注意】畳表の痛み具合が進みますと裏返しが出来ない場合があります。
【表替え】=裏返しをした畳表が傷んできたら畳床をそのまま生かし新しい畳表に取り替える作業です。3〜5年目頃が適当と考えます。裏返しや表替えの場合には畳縁も新しく取り替えます。
【畳床替え】=畳床も含めて全体を新品に取り替えることです。取り替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凸凹が激しくなったり大きな隙間が出来たら、畳替えをしてください。
【畳床替えの種類】
【稲わら畳床】=ワラを何層にも重ね合わせたものです。耐久性、弾力性、吸放湿性、断熱、保湿性、難燃性等、一番優れています。表替えを繰り返しても丈夫。
【稲わらサンドイッチ】=稲わらの間にポリスチレンフォームやインシュレーションボード等を挟み込んだものです。稲わら畳床と建材畳床の中間品と言えるでしょう。
【建材畳】=床稲わらを一切使用しないでボード板を組み合わせ縫い込んだものです。
【畳替えの時期の目安は?】
畳床も含めて全体を新品に取り替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凸凹が激しくなったり、大きな隙間が出来たら、畳替えをして下さい。